いろんなインストラクターから話を聞く中で、お客様がなぜか写真を取られる時のポーズが同じだねという話が出てきました。よく見るおなじみの手と足をめいいいっぱい広げる、または全員でピースサインを出す。とのことでした。
お客様にもっと沢山ポーズとってもいいですよと教えるんですが、え?いいんですか?と言われたり、覚えることとか水中サインが多くていっぱいいっぱいでしたと言われたりとお客様が慣れない水中で頑張ってポーズ取ってるんだと気付かされました。
確かに、陸上と違い、写真を撮るときに「ハイ、チーズ」と掛け声は出せません。カメラを向けられ反射的にポーズを取っちゃいますよね。私も初心者のころは、覚えることが多くて自分がどこにいるのかもわからない感覚になることもあったので初心者のみなさんが緊張されるのもよくわかります。
別の記事に、上達するコツを書かせていただきましたが、水中では頑張らない、脱力するが大事ですのでリラックスを心がけたいところですが、力を抜いて!と言われれば言われるほど力が入ってしまうのも人情です^^よくわかります。
水中では色んなポーズをとってよいですので、「かめはめ波」のポーズや、飛ばされてる「マカンコウサッポウ」ポーズなど水中ならではのポーズをチャレンジしてみるのも面白いです。ダイビング中には何十枚も写真を撮るんでチャンスはいっぱいあります。覚えることが多くて大変かもしれませんが、せっかくなんで色々ポーズを考えておくともっと楽しくなるかもです。
水面から降り注ぐ太陽の光。サンゴに群がる色とりどりの熱帯魚。水中を優雅に泳ぐ海ガメ。だれしも初めてのダイビングで潜る水中風景は忘れられないものです。そんな水中風景を思い出に残したいとみなさん自らデジカメでの撮影に挑戦されます。
しかし!みなさんから「デジカメの撮影って難しい!」「魚が動く!!」「人も動く!!」「カメラ動いてるよ!!」との声が上がってきます。言っときますが、カメラは動きません(笑)
昔は水中用のデジカメは高額でした。なぜかというとデジカメ本体+デジカメを水圧から守ってくれるカバー、ハウジングというものが必要でした。現在ではデジカメとハウジングのセットでも5万円程度で購入できます。むしろデジカメ本体だけでも20mぐらいまでの潜水が可能なものまで登場しちゃってます。カメラの性能はとっても上がっています。そのうち、水中ドローン的なものでの自動撮影もできるかもしれませんね。
ただ、カメラの性能は上がっているんですが、デジカメの撮影って最初はかなり難しいんです。カメラの液晶ばかり見ていると、自分がどの高さにいるのかわからなくなります。またいい写真を撮ろうと力が入りすぎちゃったり。結果、気づいたら水面まで浮いちゃったり、周りの人とぶつかったり。時にはカメラを覗いたまま沈んでいって、サンゴを破壊しちゃう人も…。
コツは中性浮力をマスターするのがもっとも良いですが、とにかく落ち着いて大きく周りを見るのが大事です。例えるなら漫画「バガボンド」の武蔵の見るともなく全体を見る!?ですね(汗)。まあ、20本ぐらいダイビング経験が出てくると自然と身についてきますのでご安心を。