CMASって何?読めばわかるダイビングライセンスのCカードと指導団体
CMASって何?読めばわかるダイビングライセンスのCカードと指導団体
ダイビングライセンスのカードとか指導団体がわからないという方のために、CMASという団体のことを少しだけお話します。
日本より世界で有名なGoogle的存在!?
CMASは実は、日本より世界でとってもメジャーなスキューバダイビングの指導団体なんです。これから
CMASというダイビング指導団体がどいった指導団体なのかをご説明します。
CAMSとは
フランス語のConfederation Mondiale des Activites Subaquataresの略(英語ではworld underwater federation)で直訳すると世界水中連盟といいます。
世界118カ国が加盟する国際機関で、水中活動の国連ともいうべき非政府の組織です。
当時1940年代後半にそれまで軍事目的でしかなかった潜水をレジャースポーツに広げた最初の組織で創始者はフランス海軍のジャック・イブ。クストーです。
世界86ヶ国のダイビング団体が加盟する、世界で最も権威のある国際的なダイビング連盟です。
全世界に13,500ヵ所のダイビングサービス・ネットワークを誇り、現在までに輩出したダイバーの数は700万人にものぼります。
IOC(国際オリンピック委員会)やユネスコをはじめ、多くの国際機関のメンバーでもあり、その存在は多方面にわたって知られています。
CAMSの活動目的
CMASの定義第5条には活動目的が次のように書かれています。
「CMASは全ての知識と適切な方法で水中の世界を開拓し、そして支援することを目的とし、水中スポーツ、水中活動、水中科学研究を実施する。」
CMASの水中活動
1.水中スポーツ委員会
水中スポーツ競技を実施し、国際競技規則の制定、協議会の許認可、記録の認定を行う。
2.水中技術委員会
スクーバ潜水における全ての問題に審議し、ハンドシグナルの統一化、潜水装置の改良・開発、教育内容の統一化、国際認定証の発行に伴う許認可を行う。
3.水中科学委員会
各国の科学潜水を行う組織や協会に所属するダイバーの仲介、科学ダイバーの養成、水中科学作業者の認定証の発行を行う。
この3つの委員会がさらに細かな小委員会に分かれ、毎月のように世界各国で小委員会を開催、議題の処理などにあたっています。
国際オリンピック委員会に加盟
水中活動連盟を持たない国に対しての設立支援、水中活動における法律や規則の国際的な統一化、水中活動の国際大会や万国博覧会の主催及び後援、 水中スポーツ大会開催の許認可なども活動内容としてあります。
また1988年UNESCOとの協同編集で「科学ダイバーマニュアル」を完成。
IOC(国際オリンピック委員会)に加盟IUCN(国際自然保護連合)、GAIFS(国際スポーツ連盟機構)に加盟するなど国際機関としてのCMASの活動は益々発展しています。